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2012年11月に作成された記事

2012年11月27日 (火)

父が住み慣れた町を後にしました


昨夜、父は住み慣れた町を離れ、治療の準備が整った、新たな生活の場へと向かった。

最終便。
父が、自分の足で、歩いて搭乗口から消えて行くまでの後ろ姿を私は一生忘れない。
いつからあんなに歩幅が小さくなっていたんだろう。踏み込む足に力もなく、そしておぼつかない。
今まで気付かなくてごめんね。
でも、気付かなかったわけじゃないのよね。

それがどんなことかを、ゆっくりきちんと見つめてあげられなかった事が・・・ホントにごめんね。


病気を知って、時は瞬く間に過ぎたけど、そばに居れる間、最善を尽くせたと思う。


そして、どこへ向けて良いかわからない感謝の想いで今は一杯。
またそれについてはゆっくり考えないと。


また、その足で歩いて私の前に現れて欲しい。

当面の目標・・・2月


様々な想いが交錯して、今はとても言葉にならないけれど、忘れたくないこの日だけは記しておかないと・・・

2012年11月11日 (日)

無題

身内の終末医療について、深く、短時間に考えなくてはならない時がきたようだ。

病気の進行をシビアに見つめ、向き合う事も大事。治療方針を早急に決め、身辺の整理を遠巻きながらに始める事も大事。

しかしながら、今の一瞬一瞬を、共に見つめあい、今この時、命ある一分一秒を共感し、濃厚な時間にしてあげる事が、私の最大の役目だと思っている。

向き合い方は様々。
時間はないんだと言われちゃうけど、病気と真剣に向き合い、苦しみ、戦っているのは、なんと言っても本人なのよ・・・。

自覚症状もなく元気に暮らし、妻の介護まで頑張ってきた人が、突然の宣告に1日や2日で物事整理し、決定できるはずもない。

一人ぐらい、歩幅を合わせてあげる人が居たっていいじゃない?

病気と向き合うのは、医療従事者である妹や義弟たちにおまかせしたわ。

私は、最期まで人として「心」と向き合っていく役目でいよう。

景色に感動し、昔話に花を咲かせ、あなたが居てくれるだけでどれだけ皆が幸せかを切々と語り、数ヶ月先の未来は必ずやって来て、その平凡な1日を幸せに感じているという、希望的観測をいつも話してあげたい。


悲しい時は、一緒に泣いてあげればいい。
きっとホントに泣いちゃうのは本人ではなく、私だけだろうけど。


化学的な事は私にはあまりわからない。
こんな呑気な話をした途端、妹からはこっぴどく怒られてはしまうけれど(笑)
これは私の向き合いかた。


NK細胞が最大限に発揮されるよう、いつも笑みのこぼれる空間で、心穏やかに過ごさせてあげたい。

1日でも長く、手の温もりを感じていられますように。

神様、どうかお願いします。
苦しまず、1日でも長い日々を・・・

貴方の子に産まれてきたのだもの。
貴方の娘でよかった。

居なくならないで。


桜の花を見せてあげられますように。

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